セックスレスの原因は？
世界的に見ると、日本における夫婦の夜が少ないということをご存知でしょうか。
まず、セックスレスの原因のひとつとして、コミュニケーション不足が考えられます。
夫婦間のコミュニケーション頻度が少ないと、思っていることを正確に理解できなくなり、最初は円満な夫婦でもだんだんと溝が生まれてしまう要因となります。
コミュニケーションの頻度が少ないと感じている方は、些細なことも話すように心がけましょう。
たとえば、「今日の天気が晴れて清々しいね」「この料理に挑戦してみたけれど、味はどう？」など、会話の内容にこだわる必要はありません。
また、仮に夫がEDだと夫婦の仲に問題はなくても「夜の営み」それ自体が困難となります。
女性にとっては「EDってどんな症状なの？」という方も多いですよね。
EDとは、簡単に言えばセックス時に男性器が勃起しない症状のことで、これが原因で男性が男としてのプライドが傷つけられたと感じたり、恥ずかしいと感じてしまうこともあるのです。
通常、性的な刺激を受けると、脳による興奮が神経を通して陰茎に伝わります。すると陰茎海綿体の動脈が拡張し、十分な血液が流れ込むことで大きく膨らむのが、いわゆる勃起という現象です。
しかし、神経や血管に何らかの問題があり、海綿体に十分な血液が送り込まれないと、満足のいく勃起が得られず、ED症状につながります。
引用：EDとは？具体的なEDの症状と要因【浜松町第一クリニック】
EDは原因を改善すれば治りますが、そもそも男性側はプライドが邪魔しているせいで自分から「EDである」という告白はしません。
なので、まず女性側が男性のEDの症状を感じた際は、さりげなくED治療をすすめるなどして、一緒に改善しようという姿勢を見せましょう。
1カ月の全体平均は2回
日本コンドームメーカー「相模ゴム工業株式会社」が2018年に調査しました。そのデータによると、「あなたは1か月に何回セックスをしますか？」という質問に対し、世代全体の平均が2.1回という結果がでました。以下が世代別セックス回数の内訳です。
- 20代
- 男性：4.9回
- 女性：3.7回
- 30代
- 男性：3.0回
- 女性：2.3回
- 40代
- 男性：2.0回
- 女性：1.8回
- 50代
- 男性：1.5回
- 女性：1.1回
- 60代
- 男性：1.1回
- 女性：0.7回
若い世代は、3回から4回ほどのセックス回数であり、最もセックスが盛んな時期といえます。ところが、年齢とともにだんだん夫婦の営みが減っている様子が調査結果からうかがえます。
日本は世界から見ても少ない？セックスレスに対する意識とは
これに対し、イギリスのコンドームメーカー「Durex（デュレックス）」が世界規模で性に対する意識調査を実施。
発表したデータによると、ギリシャが164回、続いてブラジルが145回、ロシアやポーランドは143回と続きます。
性に対する意識調査でも、1位のギリシャが80%に対し日本は39%で、日本人のセックスにおける意識は半分以下であることが調査によって明らかにされました。
これらの調査の結果から、セックスレスの原因は日本人特有の性に対する価値観の違いや、夫婦のマンネリ化、ED（勃起力の低下）が考えられるのです。
参考：あなたは大丈夫? ｢セックスレス大国｣日本 | 女性差別？男性差別？ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
日本全体がもっと性をオープンに、真剣に向き合うべきなのではと考えます。