脱水症状に注意!赤ちゃんの水分補給の基本

波紋

大人と同じではない

赤ちゃんを育てていく喜び、毎日の成長を見ているとそれだけでも赤ちゃんは尽きぬ喜びをくれるとかんじます。
健康に、すくすくと成長してほしいという願いをかなえるためには、赤ちゃんの体に必要なことをしっかり理解しなければなりません。

赤ちゃんは大人のミニチュア版のように見えますが、大人とまったく同じ機能ではありません。

温度調節も上手ではありませんので、汗をかきながら体が覚えていくという感じです。
最初から大人と同じように温度調節などできるということはないのです。

そのなかでも重要なのが水分をしっかり補給させるということです。
赤ちゃんは大人と比較すると代謝がとても活発です。

あの小さい体でも毛穴の数は大人と一緒なのでどうしてもたくさんの汗をかいてしまうのです。

そのため、大人よりも意識して水分を摂取することが必要となります。
赤ちゃんは言葉でのコミュニケーションが取れないので、ママが定期的に水分を与えるようにしないと脱水症状になってしまいます。

食事の前の水分補給は必要ない

食事の前に水分を補給してしまうと、赤ちゃんはおなかが一杯になってしまい、ミルク飲まない可能性があります。
食事でも、水分を摂取できるので 食事の前に水分を摂取しないほうがいいです。

ミルクをあまり飲まないというお子さんの話を聞いてみると、ミルクの前に不要な水分補給をさせているママが多いのです。

少量、常温ということが大切

大人ものどが渇くと一気に水分を補給しようとしますが、あまりいいことではありません。
水分はこまめに定期的に摂取するほうが体内に浸透しやすいのです。

赤ちゃんも同じで、大体1回に20から40ccくらいの量が適量です。
それ以上一気に飲ませるとおなかがゆるくなるなどの要因になりますので、一度に多くの料を摂取させるのは避けましょう。

また大人は夏場、冷たい飲み物をのみたがりますが、本当は常温のほうがいいんです。
赤ちゃんも同様で、常温を飲むほうが体に優しいです。

常温から人肌くらいの温度の水分は、大人が飲んで美味しいとかんじないかもしれません。
でも赤ちゃんはまだまだ未発達で、胃も内臓も未熟なので冷たい水分よりも常温くらいの温度のほうが安心です。

水分の種類と月齢

通常、ミルク以外で栄養を摂取しない0ヶ月から2ヶ月までは、母乳かミルクで十分です。
この時期は授乳回数も、赤ちゃんによってまちまちです。
1日にたくさんの回数ミルクを飲むので、水分補給は必要がありません。

3ヶ月くらいになったら湯冷ましを少量飲ませます。
飲みたがらないようなら無理に飲ませる必要はありませんし、ほしがるだけあげれば大丈夫です。

湯冷ましを上手に飲めるようになったら、麦茶を飲ませます。
麦茶にはカフェインが入っていないので、最初はお茶ではなく麦茶をあげます。

お茶も、赤ちゃん用のものがいいでしょう。