近所付き合いを上手に続けていくコツとは?

近所付き合いの重要性

以前は葬式等の冠婚葬祭の行事、祭り等があれば近所同士で盛んに集まり、密にコミュニケーションをとって協力し合うことで、自然と安心・安全な地域が作られていたのです。
現在では、核家族化等の要因で、昔に比べて近所付き合いが激減し、マンション内でエレベーターに乗り合わせても、お互い何号室の住人かも知らないという場合もあります。
さらに、挨拶すらしないケースもありますので、コミュニケーションの必要性すら感じていない人も多くなっているのが現状のようです。

道端で近所の人と出会っても、挨拶もせず無言で通り過ぎるのは気まずいものですし、お互いに気持ちが悪いものです。
せめて挨拶をするだけでも気持ちよく過ごすことができますし、何かあった時には話しかけやすくなります。
また、近所によく知らない人がいるというだけで、お互いに不安で気になってしまうことがあるのです。
その為に落ち着かなくなり、トラブルの元にもなってしまう可能性があります。

普段から近所付き合いをしてある程度顔見知りになっておくことで、そのような不安を解消でき、トラブルも防ぐことにつながります。
また、万が一災害が起こった場合や犯罪に巻き込まれた場合、病気や怪我のような緊急時にも、近所付き合いがあれば、大きな支えになるのです。
特に、小さい子供や高齢者の方、体に障害を抱える人がいる家庭では、1人や家族だけの力ではどうにもできない事もおおいに起こる可能性があります。
地域とのつながりがトラブル時に大きな力になりますので、今一度地域社会との関わりについて重要性を認識する必要があるのです。

近所付き合いのポイント

近所の方に挨拶をする場合には、きちんと相手の目をみて笑顔で挨拶をします。
それだけでも印象は良くなり、会話をする場合には天気や季節の話題等、無難なものが最適です。
また、長くだらだら話さず、適度に短く終えることで相手の負担にもならずに済みます。
地域によって、ゴミ置き場の掃除や草むしり等、様々な当番制を設けているところもあるのです。

また、回覧板も速やかに次の人に回すようにします。
ゴミ捨てマナーもそうですが、自分には関係ないというスタンスはトラブルを生みますので、それらのルールを守り、責任を持って行うことは地域の一員として大切なことです。
また、地域の行事にはできるだけ参加する事をお勧めします。

トラブル時の対応方法

どちらか一方、または双方が頭に血が上った状態の話し合いはいい結果を生みませんので、トラブルを悪化させてしまいます。
近所付き合いが元でトラブルが発生した場合には、自分だけで解決しようとせず、アパートやマンションなら管理人や大家に、戸建てであれば自治会長にまず相談しましょう。